墓じまいとは?

墓じまいとは、墓石を解体し、墓地の使用権を寺院へ返還することを言います。それと同時に納められている御遺骨の行き先を決めなければなりません。

いわゆる御先祖様のお引っ越しです。

「お墓を壊す」といったマイナスなイメージが強い墓じまいですが、そんなことはありません。みなさまが死後、守ってほしいものはなんですか?気持ち、墓石、お骨、家...もしそれが「気持ち」なのであればそもそも「墓石」は必需品ではありません。

当園では開園以来4年間で、墓じまいのお手伝いを50件以上行ってきました。ここで実際の事例をご紹介したいと思います。

(実例)

 自宅が静岡県東部にあるSさんは実家のお墓が東京都のA寺にありました。自身の高齢化に伴い、遠方への墓参りの不便さを感じながらも、毎年A寺との付き合い(お布施や管理料支払い、墓掃除)を続けていましたが、子供や孫に同じ苦労をさせたくない。との想いから思い切って墓じまいをしようとA寺へ相談をしました。するとA寺からの回答は…

A寺

「お宅のお墓には4名のお骨がありますから、うちの永代供養墓地に入るのに一霊100×4で400万円。墓石の撤去費用が50万円。」

 

Sさん                                 「・・・・・!!」

 

計450円にSさんは言葉を失ったそうです。

 その後、Sさんは当園パンフレットを見て相談に来られ、気に入って頂きご自身の個人集合墓権利を申込み、既存墓地の墓じまい(御先祖様の墓引っ越し)、当園提携石材店に墓地撤去依頼をされました。総額は以下の通りです。

●ご自身の個人集合墓権利・・25万円

●先祖遺骨合祀3万円×4・・・12万円

●墓地撤去費用・・・・・・・25万円

●A寺への御礼のお布施・・・・3万円

計 65万円

※既存墓地寺院様に離檀料を支払う必要はありません。金銭面で話し合いがしづらいようでしたら、当園スタッフが寺院様との協議をお手伝い致します。